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会社法は、会社の設立、組織、運営及び管理の一般について定めた法律に
なります。
会社法の役割としては、第一に会社の取引相手を保護するという役割が
あります。
第二に、利害関係者の権利利益を保護し、会社制度によって、
利益を得やすい仕組みを作ることが挙げられます。
第三に、法律関係を明確にすることができます。
法律上の権利、義務の主体になれるのは、私たちのような自然人と法人に
限られます。
法人とは、自然人以外で、法律によって、法律上の権利、義務の主体と
なることを認められたもので、典型的なのが、株式会社になります。
そして、この権利、義務の主体になることができる資格を、
権利能力と呼びます。
したがって、法律によって、権利能力が認められた場合、会社そのものが、
法律上の権利、義務の主体となることができるのです。
会社の種類としては、大きく株式会社と持分会社の2つに分けられます。
持分会社は、合名会社、合資会社、合同会社に分けられます。
持分会社は、株式会社とは異なる特徴を有しています。
株式会社では、社員の責任は有限責任で、かつ間接責任としています。
これに対して、持分会社では、社員の個性が重要視され、
社員の個性が経営に反映されますから、
社員の責任は無限責任が原則となり、されに直接責任となります。
◆社員の責任の種類
◎無限責任
社員が会社債務について無限に責任を負担すること
◎有限責任
社員が会社債務について自ら出資した限度までしか責任を負担しないこと
◎直接責任
社員が会社債務について債権者に直接責任を負担すること
◎間接責任
社員が会社債務について債権者に直接責任を負担せず、
出資行為を通じて間接的にしか責任を負担しないこと
◆会社の種類
◎株式会社
社員の地位が細分化された均一な割合的単位の株式という形をとる、
社員の責任が間接有限責任である会社。
出資者は、出資をする義務だけを負い、会社債権者に何の義務も負わない。
大規模経営に適した共同企業の形態とされる。
(詳細→「株式会社とは・・」)
◎合名会社
社員である出資者全員が直接無限責任を負担する会社。
合名会社の債務について、社員が複数いたとしても、個々の社員は
その全額について連帯責任を負う。
◎合資会社
直接無限責任を負担する社員と、直接有限責任を負担する社員の2種類から
構成される会社。有限責任社員は、その責任の範囲が出資額を限度とする
有限責任である点で、無限責任社員と異なる。
◎合同会社
社員全員が間接有限責任を負う責任形態でありながら、会社内部は
組合的な規律が適用される会社。
社員の出資については、全額払込主義が採用されている。
出資の範囲内に責任が限定される物的会社の安全性と、
人的会社において認められる内部規律の高い自由度を併せ持つ組織になります。
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(記事作成日、平成29年3月6日)