フランスの啓蒙思想家モンテスキューは、自由と権力の均衡の重要性を説き、
立法、執行、司法を異なる機関に担当させる三権分立制を提唱しました。

権力分立とは、国家の諸作用をその性質に応じて立法、行政、司法のように
区別し、各作用を異なる機関に担当させるよう分離し、相互に抑制と均衡を
保たせる制度を言います。

議員内閣制は、立法府と行政府が一応分離し、行政府が立法府に対して
連帯責任を負う制度になります。

議院内閣制の国では、議会が内閣を選びます。

内閣創出の基盤は、議会になります。

議員内閣制の国の議会では、与党と野党の区別が重要になります。

議員の活動は、議員内に形成される会派を中心として行われます。

議員内閣制の母国であるイギリスには、成文の憲法典はありません。

議員内閣制も、憲法習律として成立しています。

イギリスでは、憲法習律上、内閣を構成する閣僚は、全て議員でなければ
ならない。

首相は下院の多数派の党首が就任します。

下院に内閣不信任決議権があり、首相には、下院の解散権があります。

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（記事作成日、平成29年4月9日）